IPスプーフィングとは、偽のIPアドレスを送信元にセットしたパケットを送り込む攻撃手法。 不正侵入の手段として使われることが多く、その際、信頼されているコンピュータに成りすまして認証をパスするという手口が利用される。企業の情報システムでは、プライベートIPアドレスからアクセスすると利用できる機能などがあるが、IPスプーフィングによってプライベートアドレスを詐称することにより、外部から不正にこうした機能にアクセスできてしまう。 ほかにも、DoS攻撃の際に送信元が割り出されないように別のコンピュータのIPアドレスを名乗るなどの応用例もある。